特別講演会のご案内

核融合科学研究会主催の講演会が下記のように開催されます。
今回の講演会は、女性記者として初めて南極越冬隊に参加された朝日新聞記者の中山由美さんに、南極でのビデオや写真の映像も交えて、地球環境の変化に焦点をあて、体験に基づいた貴重なお話をしていただきます。
ご多忙中の折から恐縮とは存じますが、お誘い合わせのうえ多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。

演題 南極から地球が見える

日時
平成19年5月31日(木) 15:40-17:00
場所
セラミックパークMINO 1階 国際会議場
〒507-0801 岐阜県多治見市東町4-2-5
電話(0572)28-3200
(JR中央線多治見駅よりバスで15分弱)
http://www.cpm-gifu.jp/

講師

朝日新聞社会部記者 中山 由美 氏

南極大陸の海岸の岩場には約40億年前の岩石があり、かつて南半球の大陸が一つだったゴンドワナ大陸の痕跡に出会える。越冬の後半、昭和基地から千キロ離れた内陸のドームふじ基地へ1カ月かけて旅した。深さ三千メートルに眠る氷を掘削し、太古の気候変動を探るのが狙いだった。地球の歴史を足下に感じる南極だが、見上げればオゾンホールが開き、温室効果気体の二酸化炭素の濃度は上昇、核実験で放出された放射性物質は雪から検出される。南極は、地球環境の太古から今、そして未来を私たちに語りかけている。

1993年入社。青森支局、つくば支局、外報部を経て、現職。外報部時代には、2001年9月11日の同時多発テロ実行犯の生涯を追って、ドイツや中東を取材。長期連載「テロリストの軌跡」(2002年度新聞協会賞受賞。単行本は草思社)の担当者のひとり。2003年11月~2005年3月、第45次南極地域観測隊に同行。(報道記者としては女性初。またドームふじ滞在も女性初。)

懇親会(17:10-18:10)

講師の中山由美さんにも参加していただきます。参加費は無料です。